妊活ストレスとの正しい付き合い方

2018年9月6日

妊活中は誰でもストレスを感じやすい時期です。ご夫婦で取り組むとはいえ、妊活は女性側の負担へ偏りがちになります。なかでも不妊原因のひとつ、排卵障害。排卵はとてもデリケートで、健康な女性でも体調を崩したり、ストレスを抱えたりすると排卵できないことがあります。排卵がうまくできない原因には、ホルモンバランスの崩れが関わっています。ホルモンの分泌が正常でなければ、子宮も卵巣も本来の機能をしなくなります。
つまり妊活中は、いかにストレスと向き合うかがポイントということです。そこで今回は、なぜストレスを感じやすいのかや、ストレスとの向き合い方について見ていきましょう。

妊治療は山あり谷あり

不妊治療と一口に言っても、多種多様な対応方法があり、決して薬を飲んで安静にするだけではありません。妊娠がなかなかできない原因を知るために、さまざまな検査を受けたり、周囲の理解が必要になったりします。妊活中のストレスは主に4つに分けられます。

1.先が見えない不安

「今度こそ」と期待をして治療を受けたのに、生理がきてしまったときの落胆。しかし悲しんでいる間もなく、次の排卵日に向けての治療に取り組まなければならない。そしてまた同じ結果が…。そんなことが何度も続けば、どんなに強い心の持ち主でも気持ちが落ち込んでしまうでしょう。

2.肉体的な負担

不妊原因を調べるため、血液検査や超音波検査などさまざまな検査や治療を行います。もちろん男女ともに検査を行ないますが、女性側の検査の方が検査や治療、薬の投与などが多い傾向にあります。

3.経済的な負担

不妊治療は健康保険の適用範囲外の治療や検査などがあり、また高い技術を求められることもあるため、どうしても高額になりやすいです。さらに本人の生理周期に合わせて治療スケジュールを立てていくので、仕事との両立が難しいと感じるキャリアウーマンも少なくありません。

4.周囲の心ない言動

「赤ちゃんはまだ?」「子どもはつくらないの?」などといった誰かの何気ないひと言に傷ついたり、憤ったりすることもあります。親や周囲の人との関係がぎくしゃくしてしまっている人もいらっしゃるでしょう。

自分で対策できるストレス解消法

よく「ストレスをため込まないことが大切」と聞きますが、赤ちゃんのことで頭の中がいっぱいになってしまうと、それ自身がストレスになってしまいます。気持ちに余裕を持つためにも、ストレスをため込まないで上手に解消することを考えましょう。ストレスに押しつぶされないためには、自分を肯定することも大切なことです。次の7つは、妊活中にできるストレス解消にオススメの方法です。

1.化粧、おしゃれ

化粧やおしゃれをすると、気持ちがシャンとしたり、華やいだ気分になれたりします。「キレイな自分」でいれば気分よく過ごせるでしょう。ちょっとの外出でも化粧をして、着替えてから行くのもいいですね。

2.小説を読む、映画を見る

小説や映画には、自分の知らない世界や人生が描かれています。「こういう生き方もあるんだ」と共感したり感動したりすることで、視野が広がって心も解きほぐされるでしょう。

3.趣味を持つ

アートや手芸、楽器、カラオケ、ダンスなどいつでも気分転換できるような趣味があると理想的です。いままでやったことのない新しいことに挑戦するのもいいでしょう。人間関係も広がり、新しい価値観に触れられます。

4.アロマテラピー

アロマテラピーは、鼻でいい香りを感じることで脳を刺激し、リラックス効果をもたらします。好きな香りのアロマオイルを買ってきて、お風呂にたらしたり、アロマポットで温めたりして楽しみましょう。

5.足のマッサージ

マッサージは気持ちのいいものですが、特に最近人気なのが足のマッサージ。ツボがたくさん集まっている足裏を中心にマッサージしてもらえば、極楽気分が味わえ、いやなことも忘れてしまうでしょう。

6.ショッピング

物を買うことは、生活の中に新しい物が入ること。それが気分を変えてくれます。ウインドウショッピングで新製品や流行の品をチェックするだけでも新鮮で楽しい気分になれますよ。

7. 自分を褒めてあげる

ストレスをため込むとどうしても心がふさぎこんでしまうもの。そんなときは、とにかく自分を褒めてあげましょう。たとえば朝起きたら鏡に向かって「わたしはエライ。ほんとにがんばってるよね」と声をかけたり、夜寝るときに一日を振り返り「きょう一日よくやったね」と自分をねぎらったりなど、声に出して自分を肯定してあげましょう。

ご主人のチカラでストレスケア

不妊治療をしていると、ときに二人の気持ちがずれてしまうこともあります。ご主人も仕事が大変でしょうが、女性もがんばって治療を受けています。治療を変わってあげることはできませんが、気持ちだけはいっしょに支えてあげましょう。

1.グチを聞いてあげよう

どんなに優秀な医師やカウンセラーよりも心強い存在は、なんといってもご主人です。ご主人がグチを聞いてくれて、自分を肯定してくれるというだけで、女性の心のモヤモヤはずいぶんと解消されるはず。気をつけたいのが、「グチはあくまでもグチ」だということ。理屈が通らないことでも、「そうだね」と共感してあげましょう。間違ってもお説教はしないこと、正論であってもそれを振りかざさないことが大切です。

2.ときには八つ当たりも広い心で受け止めて

ご主人に理解がなかったり、不満を訴えられなかったりすると、女性は精神的に追い込まれてしまう可能性あります。八つ当たりのような訴えもあるかもしれませんが、ここは「寛容な精神」で受け止めてあげましょう。

3.治療はツライことを理解してあげよう

不妊治療は、女性側の負担が大きい治療。ご主人にも治療上の役割はもちろんありますが、実際に薬を飲んだり、注射を打たれたり、痛い検査をされたりするのはほとんどが女性だということを理解しておきましょう。

このようにストレスをため込まないことが重要ですが、いろいろと割り切ったり対策するのはなかなか難しいことです。よく「リラックスしろ」「気分転換しろ」と言われるかもしれませんが、簡単にはできませんよね。

ですが、リラックスを難しく考える必要はありません。ときには悲しい自分のことも受け入れてあげることが必要です。ここでご紹介したストレスとの向き合い方は、ほんの一例です。ご自身の体にあった解消法があれば、ぜひそちらも試していきましょう!詳しいことは、「赤ちゃんが欲しい人の本」や「先生!私は妊娠できますか?」にてお話しております。妊活について不安があればクリニックにはカウンセラーがおりますので、遠慮しないで質問してくださいね。
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Posted by 東京 銀座 不妊治療 婦人科 女医|はるねクリニック銀座 / 院長ブログ