妊娠適齢期とキャリアとの両立方法

2018年9月25日

赤ちゃんがほしい!そう思ったとき、今の生活と向き合って考えたことが女性なら誰しもあるのではないでしょうか。
働いている女性にとって、キャリアを積む時期と妊娠の時期とで板ばさみになって悩んでしまう方もいます。

20~30代はキャリアを積むにはとても大事な時期ですよね。
若いうちは生理があればいつでも妊娠できると思っている方もいますが、実は違います。
キャリアと妊娠との付き合い方についてどうするべきなのか、順を追ってお話していきますね。

妊娠適齢期はいつごろ?

社会で働く女性が増えたからこそ、女性のキャリア形成はとても大切です。
ただ、その時期と肉体的な妊娠適齢期である25~35歳は重なってしまうので、キャリア形成と妊活とで悩んでしまうこともあります。
そのときに考えておきたいのは、年齢と共に妊娠率が下がっていくことです。

当クリニックを訪れる方の中でも、年齢と妊娠率の関係を知らない方は多くいらっしゃいます。
実際に生理さえあれば妊娠できると信じている方は、意外なほど多いです。
初婚年齢や第一子出産年齢がどんどん上がっているのは、そういう事実が知られていないからでしょう。

女性の妊活は多忙になっている

男女ともに30代はとくにキャリア形成に重要な時期です。
ご夫婦で「子どもどうする?」という話になっても、何かしら進行中のプロジェクトを抱えていたり、昇進試験を控えていたりと忙しくて、深く考えられないまま年を重ねていたという方々も多いのではないでしょうか。
年齢と共に責任も増えていきますから、お互いの時間をあわせることも難しいでしょう。

お仕事をしながらの妊活は、皆さん大変な思いをされている声をよく耳にします。
共働きで家事の分担を協力しあえるご夫婦でも、いざ子どもを欲しいと思ったときには、年齢が原因で妊娠しづらくなって悩まれているカップルがとても増えているのです。
子どもを意識したそのときに、検査だけでも受けることがオススメです。
子どもをほしいと思ったときに、検査をしているかどうかで、もし治療を始めるとなってもスムーズに対応できます。

職場に治療は伝えるべき?

妊活が思うように行かず不妊治療をしようかと悩む方をクリニックではよくみかけます。
もし不妊治療をスタートするとしたら、職場には伝えておくといいでしょう。
言いづらいと感じる方もいるかと思いますが、周囲の理解がないと、仕事と不妊治療の両立はとても大変だと思います。

どうしても、女性の生理周期に合わせて検査や治療の日にちが決まりますから、それに合わせてお休みしたり遅刻や早退したりしなくてはいけません。

今では理解ある会社も増えつつあるため、事情を考慮してくれるとこも増えてきましたが、まだまだ足りないと感じます。
妊活するためにも勤め先の会社には、産休や育休制度はあるか確認しておきましょう。

今後日本での不妊治療について

出産や育児だけでなく不妊治療に関しては、国や自治体も助成金制度を設けて、経済的なサポートをする働きはありますが、働き方やキャリアの保証まではしてくれません。
女性が社会進出する時代にふさわしい妊娠や出産、子育てのセーフティーネットが充分に整わないから、こうして不妊大国になっているのだと思います。

さらに日本の不妊専門の病院数は、人口比で世界トップレベルです。
体外受精ができる病院は国内におよそ600以上あり、どんどん増えています。
それでも、出産率は先進国の中でもワースト1位なのです。

ワースト1位の原因のひとつとして、治療スタート時の女性の高齢化が後押ししている背景があります。
結局どんなに医療が進んでも、年齢因子を覆すことはできません。
日本の体外受精のピークは39歳頃で他国より高いです。
詳しくは、「先生!私は妊娠できますか?」にてお話しています。

他国より年齢が高くなっている原因として、女性の負担が大きいことだと思います。
「働け、産め、育てろ」仕事か子どものどちらかを犠牲にしなくてはいけない、そのような社会は望ましくないですよね。
少なくとも妊娠や出産に適齢期があるということは、社会全体で共有すべきです。

女性が産みやすい環境が整うためには、会社でも社会でもまだまだ対策が必要です。
ですが妊娠適齢期があるため整うことを待っていては、赤ちゃんが妊娠しづらいなんてことも…。
赤ちゃんがいつ頃欲しいのか、仕事はどうして行きたいのかなどご夫婦で話すことで、具体的なことを考えるきっかけになります。

専門的なアドバイスが必要であれば、ご夫婦で立ち寄りやすいカウンセラーがいるクリニックで相談することをオススメします。不安を言葉にして誰かに打ち明けるだけでも、抱えて悩んでいるよりずっとラクになります。

はるねクリニックでは治療だけでなく、妊活についての不安を相談しにくる方も多くいらっしゃいます。
今回お話したキャリアと妊娠についての相談もよく受けます。
定期的に不妊治療についてのセミナーも開催しているので、試しに話しだけでも聞きにいこうと気軽に足を運ぶこともできますよ。
セミナーは無料で行っているので、ささいなことでも相談してくださいね。
妊活


Posted by 東京 銀座 不妊治療 婦人科 女医|はるねクリニック銀座 / 院長ブログ