基礎体温で体のコンディションをチェックする方法

2019年5月10日

はるねクリニック銀座では、はじめて不妊治療で訪れた方にお待たせしないためのシステムとして電話またはネット予約を行なっています。
ご来院の際には、保険証や他院を受診されていた検査結果があればご持参をお願いしています。
その他に、可能であれば1ヶ月以上の記録した「基礎体温表」を紙媒体(もしくはアプリ等で記録したデータを印刷)があるといいです。
なぜ基礎体温表があるといいのか、詳しくお話ししていきます。

基礎体温を測ることで排卵日をチェック

精子と卵子が卵管で出会って受精するためには、排卵の前後にセックスすることが大切です。
その際、役に立つのが基礎体温です。そもそも基礎体温とはなんなのか、まず説明をしましょう。
体温は食事をしたりすると上昇しますが、このような体温を上昇させる要因がない状態での体温を基礎体温といいます。
つまり、生きていく上で必要最小限の活動をしているときの体温が基礎体温です。
この条件に当てはまるのは睡眠時ですが、睡眠時に体温を測ることは困難なので、通常は、眠りから覚めた直後の体温を基礎体温としています。

基礎体温の測り方

1.目覚めたら、すぐ測る
起き上がると体温が上昇してしまうので、枕元に体温計を用意しておき、目覚めたら動かずにすぐ測る。

2.ぐっすり眠ったあとに測る
睡眠不足だと、正しい基礎体温が測れない。最低でも4時間は熟睡したあとに測ることを意識しましょう。

3.口の中で測る
舌の下に体温計の先端を入れ、口を閉じて測ります。

4.毎日決まった時間に測る
測る時間がバラバラだと体温が安定しません。
寝坊などで、いつもと違う時間に測ったときは、基礎体温表の備考欄に記入をしましょう。

専用の婦人体温計と基礎体温表を使う

婦人体温計は、普通の体温計に比べて目盛りが細かく、微妙な体温の差がつきやすいつくりになっています。
水銀式と電子式がありますが、どちらも精度は同じですから、使いやすいほうを選びましょう。

体温を測ったら、すぐに基礎体温表に記入しましょう。基礎体温表は薬局・薬店で入手できます。
はるねクリニック銀座が監修した「赤ちゃんが欲しいひとの本」でも付録に基礎体温表をつけましたので、ご利用ください。

基礎体温は低温相と高温相の二相に分かれる

基礎体温は安定しているものですが、女性の場合は女性ホルモンの影響で、微妙に変化します。
その変化を利用して、逆に女性ホルモンの分泌状態を知ることができます。毎日忘れずに基礎体温を測って記録していくと、体温が低い時期と高い時期に分かれます。
体温が低い時期を低温相(低温期)、高い時期を高温相(高温期)といいます。
高温相になるのは、排卵後に盛んに分泌されるようになる黄体ホルモンの影響によるものです。
黄体ホルモンには体温を上昇させる働きがあります。
もし、体温が低温相と高温相の二相に分かれない場合は、ホルモン異常などが考えられるので要注意です。

排卵はいつ起こる?

排卵が起こるのは、低温相から高温相に移るときです。
いったん体温が下がり、そこから上昇するときに排卵が起こることが多いようです。
体温がいったん下がった時点、あるいはその直前に排卵などが起こる場合もあります。
したがって、この時期にセックスをすることが妊娠するためにとても重要になります。

基礎体温は女性のからだのリズムを反映している

女性のからだの中では、周期的に卵胞が育って排卵したり、子宮内膜が厚くなったり、それがはがれたり(月経)など、さまざまな変化があります。
それらは、すべてホルモンの働きによって変化します。

基礎体温が低温相のときは、原始卵胞が成熟卵胞になり、卵胞ホルモンが盛んに分泌され、子宮内膜が増殖期になっていることがわかります。
そして、排卵後の高温相のときは、卵胞が黄体に変化し、黄体ホルモンが分泌され、子宮内膜が増殖期になります。
そして排卵後の高温相のときは、卵胞が黄体に変化し、黄体ホルモンが分泌され、子宮内膜が分泌期となります。
卵胞や子宮内膜のようすなど、からだの中で起こっていることを直接見ることはできませんが、基礎体温を測っていれば、それを手がかりにしていまどういう状態なのかを知ることができるのです。
一方、基礎体温は女性のからだの健康状態を映し出す鏡のような役割もします。
女性ホルモンの分泌に問題があると、基礎体温表のグラフが乱れたり、正常なグラフを描かなかったりします。
次に挙げる基礎体温表のグラフの場合、ホルモンの異常や無排卵などのトラブルが潜んでいる可能性があるので、病院へ行きましょう。

基礎体温でわかるからだのSOS

1.低温相と高温相の二相性にならない
低温相と高温相に分かれずに、グラフが平らな場合は、月経があっても無排卵になっている疑いがあるので、早めに病院へ行きましょう。

2.体温がバラバラ
不規則な生活で睡眠不足だったり、起床時間がまちまちだったりすると、基礎体温が正確に測れません。
できるだけ規則正しい生活を送るようにしましょう。

3.高温相が短い
高温相が10日未満と短い場合は、卵胞の未熟や黄体ホルモンの機能不全の疑いがあります。
かかりつけの医師に相談しましょう。

4.高温相が長い
高温相が3週間以上続くときは、妊娠や流産の可能性のほか、内科的な病気が考えられます。

不妊治療のことは、はるねクリニック銀座でご相談可能

いざ不妊治療に取り掛かろうとしても、病院が苦手な方や治療に不安がある方などもいらっしゃるかと思います。
私たちは、1人ひとりが納得して治療に取り組めるように、月に1回無料の不妊セミナーを開催しております。
不妊治療がどういうものなのか、検査や治療はどのように進んでいくのかなど詳しくお話ししています。
受診前に当院の雰囲気を知ることで不妊治療への不安が解消できます。
まずは、お気軽にご参加くださいね。


Posted by 東京 銀座 不妊治療 婦人科 女医|はるねクリニック銀座 / 院長ブログ