【男性編】もしかして不妊症かも? 6つのチェックポイント

2018年9月21日

「不妊症」という言葉を耳にすると、よく女性側の問題と思われる方が多くいらっしゃいます。
しかし不妊原因の半数は、男性側に問題があることが分かっています。
そのためはるねクリニック銀座では、女性だけでなく、夫婦で一緒に相談に来る方も珍しくありません。

ですが男性は不妊治療に対して、どこか他人事になってしまう方もけっこういらっしゃいます。
とくに現代の若い男性の中には、若くても精子の数が少なかったり、ストレスが多くて性欲自体も減退傾向にあるなどのケースが増えつつあります。
「赤ちゃんが欲しいけれど、EDなどの勃起障害や膣内で射精できない」という性交障害や、プレッシャーでできなくなる妊活EDを耳にしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

いざ検査に行こうにも躊躇してしまう方もいるため、まずは男性不妊の原因に結びつく症状がないか6つのチェックポイントにまとめてみました。
女性と同様にさまざまな原因がありますが、その原因の中には病気も関わってきます。1つでも思い当たることがあったら、病院へ行きましょう。

□外性器の手術をしたことがある

現在の手術ではないのですが、子供のころ受けた尿道下裂や鼠径ヘルニア(脱腸)の手術が原因となり、合併症で閉塞性無精子症になっている方がいます。
そもそも閉塞性無精子症とは、精子自体は精巣で作られているものの精子の通り道である精管が閉じているため、射出した精液中に精子が1匹もいない状態をいいます。
そのため下腹部や外性器の手術をしたことがあるかどうかは、とても大事なポイントです。
しかし子供のころの記憶がないかもしれませんので、できればご両親に確認しておいていただきたいところです。

□精巣(睾丸)、精管の手術を受けたことがある

精巣(睾丸)や精管の手術を受けたことで、精子をつくる機能が低下し閉塞性無精子症になっている場合があります。
先ほどの外性器の手術と同様に、この手術を受けたことがあるかどうかを調べておきましょう。

□精巣が小さい、左右の大きさが違う

精巣が小さかったり、やわらかすぎたりするなどの場合、乏精子症(精液中の精子が少ない状態のこと)や精子無力症(精液中の精子の運動率が低い状態のこと)、染色体異常によって精子をつくる機能に問題があるなどの可能性があります。また左右の精巣の大きさが違うと、停留睾丸(精巣が陰嚢内に存在しない状態)の可能性があり、これも男性不妊との関連性が知られています。

□性欲がほとんどない、あるいは減退している

ご主人の性欲がほとんどなく、セックスレスになってしまっているカップルはめずらしくありません。
その背景には、仕事が忙しすぎたり、ストレスが強すぎたりするなどがあるようです。
セックスレスでも仲のいい夫婦は多くいらっしゃいますが、赤ちゃんが欲しい場合に性欲の無さはネックとなります。
実際に不妊外来では、こういう問題を抱えて訪れる夫婦は少なくありません。
夫婦だけで悩んでいても先には進みませんから、医療の力に頼ってもいいでしょう。
不妊治療では、性行為障害という位置づけで対応いたします。

□セックスのときの勃起状態が悪い

「セックスしたい」という気持ちはあるのに勃起しなかったり、勃起が弱くて膣内に挿入できなかったり、勃起はするものの膣に挿入したとたんに萎縮してしまったり、射精ができなかったりするなどの場合をED(勃起障害)といいます。
男性の問題なので、不妊外来になじまないと思っている方も多いようですが、実は不妊外来には、このような悩みを抱えている方々も数多く訪れています。
性行為障害として対応されるので、夫婦だけで悩まずに病院へいきましょう。EDに対して有効な薬(バイアグラなど)も不妊外来で処方します。

□射精がない、あっても精液量が少ない

1回の射精で出る精液は通常2~4ccほどです。1cc以下であれば、精液量が少ないといえます。ストレスや過労などで一時的に精液量が減ることもありますが、常に少ないようなら注意が必要です。

いかがでしたか?6つのチェックポイントは、どれも男性不妊に関わる病気に紐付いています。
男性の場合は、女性のように年齢が関わることはありません。
とはいえ年を重ねれば、成人病などにかかる確率は高くなります。
病気によっては、精子生成の機能を低下させることもあるので、その点は注意が必要です。
今回の6つのチェックポイントについては、「赤ちゃんが欲しい人の本」にてより詳しくご紹介していますので、お忙しい方はこちらに目を通してみてください。

クリニックに訪れる夫婦の中には、これまで女性側で対策していたが、精液検査で実はご主人側の原因とわかり治療方針を相談しながら向き合うことができたと嬉しいお言葉をいただきます。
赤ちゃんは決してどちらかだけががんばって授かるものではありません。
夫婦にとって大切なことだからこそ、些細なことでも相談できる専門医は見つけておくといいでしょう。

私たちも診療だけでなく、カウンセラーや漢方外来も配置しておりますので、気軽に相談してくださいね。

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Posted by 東京 銀座 不妊治療 婦人科 女医|はるねクリニック銀座 / 院長ブログ